ある日、チノちゃんがスタバで注文をしていると、店内で大きな爆発音が鳴り響いた！驚いたチノちゃんは、突然視界が真っ暗になってしまった。彼女は失明してしまったのだ！

しばらくの間、チノちゃんは落ち込んでいたが、ある日、友達のリゼと一緒に散歩していると、カブトムシを見つけた。リゼは「すごいね、チノちゃん！これ、カブトムシだよ！」と言った。

チノちゃんは当然カブトムシが見えないので、「本当に？見せて見せて！」と言い、リゼに手渡されたカブトムシを触り始めた。すると、突然カブトムシが飛び跳ねて、チノちゃんの手から飛び出してしまった！

驚いたチノちゃんは、リゼに向かって「あなた、私をからかってるでしょう！カブトムシなんて見えないんだから！」と怒鳴った。すると、リゼは笑い出して、「ごめんごめん、私はチノちゃんが失明したことを忘れてた！」と謝った。

チノちゃんも、最初は少しムッとした表情だったが、すぐにリゼと一緒に笑い出して、「そうだよね、カブトムシなんて見えないよね！」と言って笑ったのだった。
二人はその後も、カブトムシや他の虫を見つけるたびに、チノちゃんが触って感触を楽しみ、リゼが見た目を説明するという遊びをするようになった。

しかし、ある日、チノちゃんがスタバで注文をすると、またしても爆発音が鳴り響いた！チノちゃんは驚いて後ずさりしようとしたが、つまづいて転んでしまった。

すると、彼女の手には何かが触れた。手元を見ると、そこには何とカブトムシが！リゼも驚いている様子で、「どうしてこんなところにカブトムシがいるの？」と尋ねると、チノちゃんは「私にはわかるんだよ、このカブトムシはスタバの爆発音を警告するために来たんだ」と笑った。

リゼはチノちゃんのユーモアに笑い、二人はそこで再び大笑いして、カブトムシの不思議な行動について話をした。そして、スタバから出るときには、二人ともカブトムシを優しく手から放し、また新しい冒険を楽しみながら歩いていたのでした。
その後、チノちゃんはスタバでの爆発音が繰り返されるたびに、カブトムシに対して「あのお店でまた騒ぎがあったよ」と話しかけるようになった。

そしてある日、リゼと一緒にスタバに入ると、店員が「こんにちは、チノさん！」「こんにちは、リゼさん！」と元気に挨拶してくれた。二人は驚き、「えっ、私たちを覚えていてくれたの？」と尋ねた。

店員は笑いながら、「いやいや、チノさんがいつもカブトムシに話しかけているのが印象的だから、覚えていたんですよ」と答えた。

そんなことがあってから、チノちゃんはリゼと一緒にスタバに行くたびに、カブトムシに対して話しかけることをやめ、代わりに店員との会話を楽しむようになった。それでも時々、店内で何かが起きるたびに、チノちゃんはリゼに向かって「あのカブトムシ、何か知らない？」と冗談を言って笑わせた。

二人はそれ以降も、スタバでの出来事を楽しく過ごし、笑いを絶やさぬ仲間として、いつまでも仲良く過ごしたのでした。