ある日、ラビットハウスに謎の荷物が届いた。その中には藁人形が入っていた。
チノちゃんが藁人形を見つけると、なぜかその藁人形に心を奪われてしまった。それ以来、チノちゃんは藁人形をいつも持ち歩いているようになった。
しかし、ある日、ココアがチノちゃんの藁人形を盗み出して、そのまま隠してしまった。チノちゃんは心配になって、友達であるシャロ、リゼ、千夜、メグに相談するが、みんな「藁人形なんて気にするな」と言われてしまった。
やがて、藁人形がいないことに気づいたチノちゃんは、心配で気が狂ってしまい、ラビットハウスの中で暴れだしてしまった。シャロがコーヒーを淹れてチノちゃんに飲ませると、チノちゃんはその場で気絶してしまった。
目が覚めたチノちゃんは、周りを見回すと、そこにはなんと、自分の藁人形が置かれていた。藁人形を取り戻したチノちゃんは、今度は藁人形がなくならないよう、ラビットハウスの中を探し回るようになった。
チノちゃんが藁人形を取り戻したと思ったら、今度はココアが藁人形を盗み出してしまった。しかし、ココアは藁人形を持ち去った理由を話そうとしない。
それでも、チノちゃんは藁人形を取り戻すために必死になり、ラビットハウスの中を捜しまくった。その姿を見かねたシャロは、こっそりと千夜に相談して、千夜が藁人形を隠した場所を教えてくれるように頼んだ。
そして、千夜が教えてくれた場所に藁人形を見つけたチノちゃんは、思わず叫んでしまった。「やっと見つけたー!」と。
すると、その場にいたリゼが「え、それってただの藁人形じゃないの?」と言い放った。すると、チノちゃんは悲鳴をあげて気を失ってしまった。
後日、ココアが「実は、藁人形を取り出したのは私じゃなくて、千夜だったんだ」と告白すると、シャロが「それなら、なんで隠したの?」と尋ねた。
すると、千夜は「それがどうしても怖くて、隠しておきたかったんだよ」と答えた。すると、リゼが「私も藁人形怖いわ。私たちみんな、一緒に藁人形を捨てに行こうよ!」と提案した。
そして、みんなで藁人形を捨てに行ったところ、なんとそこには、藁人形を拾っているチノちゃんがいた。すると、シャロが「チノちゃん、藁人形はもう怖くないんだよ。一緒に捨てに行こう!」と声をかけた。
チノちゃんは、それでも藁人形を手放せず、みんなに「私はこの藁人形とずっと一緒にいたい」と言ってしまった。すると、みんなは「それなら、もう藁人形と一緒に暮らしていると言えばいいんじゃない?」と笑って言ったので、チノちゃんも思わず笑ってしまった。
チノちゃんは、藁人形を大切にしていたが、ある日、ココアが藁人形を使ってチノちゃんをからかってしまった。
ココアは、チノちゃんの席に藁人形を置いて、偽のチノちゃんを作った。そして、偽のチノちゃんにチノちゃんそっくりの声を入れて、ココア自身がチノちゃんの声真似をして、偽のチノちゃんを操作した。
最初は、チノちゃんもビックリしたが、次第に自分の影武者のような藁人形を操作することに興味を持ち始めた。そして、藁人形を使って様々な遊びをするようになった。
すると、ある日、シャロがやってきて、藁人形遊びに加わってくれた。シャロは、ココアと同じくカフェインが原因で、ちょっと狂った感じの笑い方をするのだが、その笑い声がとてもコミカルで、みんなを笑わせた。
そして、リゼも加わって、みんなで藁人形遊びをしていたら、千夜が急にやってきた。千夜は、いつも通りお淑やかな振る舞いをしていたが、なぜか藁人形に対して妙な恐怖心を抱いていた。
すると、メグが「千夜さん、藁人形って怖いって聞いたことある?」と聞いた。すると、千夜は「はい、実は私、小さい頃に藁人形にからまれたことがあって…」という話を始めた。
その話を聞いたみんなは、大笑いしてしまった。そんな中、チノちゃんは、藁人形を愛おしそうに抱えていた。そして、みんなに「藁人形って、こんなに楽しいものなんだね」と言った。
すると、ココアが「チノちゃん、今度は私がからかわれる番だよ。お返しの藁人形遊びをしよう!」と言って、藁人形を持って笑いながら逃げていった。
チノちゃんは、ココアが自分をからかっていることに気づいて、怒りを覚えた。そこで、チノちゃんは千夜に相談し、「ココアにお返しをする方法を教えてほしい」と頼んだ。
すると、千夜は「チノちゃん、藁人形にお祈りをして、ココアに災いを招く呪文をかけるんだ」とアドバイスをした。チノちゃんは、そんなことができるのかと不安になったが、千夜は「藁人形は、古来からその力で人々を守ってきたと言われているんだよ」と説明した。
チノちゃんは、千夜の言葉に従って、藁人形にお祈りをして、呪文をかけた。すると、なんと藁人形が動き出し、自分たちを追いかけるようになった。
ココアは、チノちゃんたちが騒いでいるのを聞きつけて、やってきた。すると、藁人形が突然ココアを追いかけ始めた。ココアは、藁人形を振り払って逃げたが、その途中で転んでしまい、手を骨折してしまった。
チノちゃんたちは、驚いた表情を浮かべながら、藁人形が本当に災いを招いたことに驚いた。そこで、チノちゃんは、藁人形にお礼を言って、安心した表情を浮かべた。
しかし、ココアは、「こんな災いを招くなんて、藁人形にはもう近づかない!」と言って、以後は藁人形を怖がるようになった。それを見て、チノちゃんたちは思わず笑ってしまった。
その後、ココアは手を骨折したことで、ラビットハウスでのアルバイトを休まざるを得なくなった。代わりに、シャロがアルバイトを手伝うことになった。
しかし、シャロはカフェインが入ったドリンクを飲んで酔ってしまい、注文を間違えたり、こぼしたりするハプニングが相次いだ。客からは苦情の電話も多く、ラビットハウスの評判は急落してしまった。
そんな中、リゼは「もしかして、あの藁人形が呪いをかけたから、シャロのせいじゃないのかもしれない」と提案した。チノちゃんと千夜は、そんなことはないと否定したが、メグは「もしかしたら、藁人形が怒っているんじゃないの?」と半信半疑で言った。
すると、藁人形が突然動き出し、シャロを追いかけ始めた。シャロは恐怖のあまり、カウンターの下に隠れてしまった。
チノちゃんと千夜は、藁人形を止めようと必死で、藁人形を捕まえて押さえつけた。そして、千夜が「すまないと思っていることを言って藁人形を怒らせたのであれば、謝罪してみると良いかもしれないよ」と提案した。
そこで、チノちゃんたちは、藁人形に向かって謝罪の言葉を伝えた。すると、藁人形は静かになり、ラビットハウスに平和が戻った。
この出来事で、チノちゃんたちは、藁人形の力を改めて感じた。そして、ラビットハウスの評判も回復し、シャロも元気を取り戻した。