ある日、チノちゃんは夏休みに入ってから何もしていない自分がニートみたいだと思い始めました。そんなある日、友達から藁人形作りに誘われ、興味津々で参加することにしました。
しかし、藁人形作りは思った以上に難しく、チノちゃんは苦戦しました。友達たちは軽々しく藁を編んで形を作っていくのに対して、チノちゃんは何度も何度もやり直しを繰り返し、なかなかうまくいきませんでした。
そんな中、友達たちは「よし、完成したよ! チノちゃんもできた?」と声をかけてきました。チノちゃんは焦りながらも最後の一手を打ち、やっとの思いで藁人形を完成させました。
しかし、完成した藁人形は、なんとチノちゃん自身を模したものでした! 友達たちは「すごい! チノちゃん、自分を藁人形にできるなんて、自己肯定感がすごいね!」と褒め称えました。
チノちゃんは恥ずかしさと面白さで思わず笑い出し、自分のニート気質も少しは解消されたように感じました。
友達たちの賛辞を受け、チノちゃんは自信に満ち溢れていました。その自信にあおられ、次はもっと難しい藁人形に挑戦しようと決意しました。
しかし、次に選んだのは「狸の藁人形」。友達たちは「これは難しいよ」と忠告しましたが、チノちゃんは「大丈夫、私に任せて」と自信満々でした。
しかし、狸の藁人形は難しかった。チノちゃんは何度も失敗し、藁を髪の毛のように絡めていくうちに、狂ったような表情になっていきました。
友達たちは心配そうに見守っていましたが、チノちゃんは諦めずに藁を編み続けました。そして、ついに完成した藁人形を友達たちに見せたところ、友達たちは爆笑してしまいました。
なぜなら、チノちゃんが狸の藁人形を作る際、自分の髪の毛を切って使ってしまったからです。チノちゃんは狂ったような表情で、「でも、これでよかったんだ……!」と言って、自分で作った藁人形にニヤリと笑いました。
友達たちは、チノちゃんが自分の髪の毛を使って狸の藁人形を作ってしまったことに爆笑しながら、「でも、これは本当に狂気じゃない?笑」と言いました。
チノちゃんは、友達たちの笑いに合わせて自分も笑いながら、「狂気かもしれないけど、でもこれが私のニート気質を解消する唯一の方法だからね」と答えました。
すると、友達たちは、チノちゃんの狂気じみた藁人形作りに対して、尊敬の念を抱いたように言いました。「すごいよチノちゃん、私たちは藁人形をただ作るだけだったけど、あなたは自分の中にあるものを表現しようとしている。それは素晴らしいことだよ。」
チノちゃんは、友達たちからの言葉に感動しながら、自分のニート気質を解消するためにも、これからも藁人形作りを続けることを決意したのでした。