ある日、チノちゃんとシャロがスタバでコーヒーを飲んでいると、千夜が藁人形を抱えて現れました。

千夜ちゃん、その藁人形は何?」とチノちゃんが尋ねると、千夜は「これは私が作った最新作なんだ」と答えました。

シャロがコーヒーを飲みながら「でも、藁って水を吸うし、虫が湧いたりするよね」と言うと、千夜は「そうそう、でもこれは特殊な藁で作ってるから大丈夫」と笑いました。

チノちゃんが「でも、これって藁人形っていうと、呪いとか怖いイメージがあるよね」と言うと、千夜は「そうだね、だけど私はスタバに出しているコーヒーが泥水だと言っているくらいだから、そんなの気にしないよ」と笑いました。

すると、シャロが「あっ、私もコーヒー飲みすぎて酔ってきたかも……」と言って倒れました。チノちゃんが心配そうにしていると、千夜は「大丈夫、私がこの藁人形で呪いをかけてあげるから」と冗談めかして言いました。

そんな中、スタバの店員がやってきて、藁人形を見て驚きました。「これ、すごいですね! ぜひ私たちの店舗で販売させてください!」と熱心に誘いをかけてきました。

千夜は大喜びで、藁人形を渡して売り出しに協力しました。その後、スタバは藁人形を使ったコラボドリンクも出して、大人気となったのでした。

数日後、スタバでチノちゃんとシャロが再びコーヒーを飲んでいると、千夜が狂気じみた表情でやってきました。

千夜ちゃん、どうしたの? なんか怖いよ……」とチノちゃんが声をかけると、千夜は「藁人形が全部売り切れたんだ。でも、私はまだ作りたいんだ。でも、藁がないんだ……」と言いました。

「それって、普通に材料を買えばいいじゃん」とシャロが言うと、千夜は「でも、特殊な藁なんだよ。あの藁がないと、私の作品には魂がないんだ」と言いました。

すると、千夜はスタバの床に転がっている藁を見つけました。「あっ、これで作れる!」と叫んで、スタバの店員に怒られながらも藁を拾い集めていきました。

そして、千夜は熱狂的に藁人形を作り始めました。しかし、完成した藁人形を見たチノちゃんとシャロは、ぞっとしてしまいました。

藁人形の目が血走っていて、口元には狂気じみた笑みが浮かんでいました。千夜は得意そうに藁人形を抱えて、二人に向かって「これで、呪いをかけたからね。ちょっと待ってて、もうすぐみんな幸せになるはずだから!」と言いました。

チノちゃんとシャロは、怖くて何も言えずに帰ってしまいました。そして、翌日からスタバのコーヒーには、少しずつ変な味が混ざっていたのでした……。

しばらくして、チノちゃんとシャロはまたスタバにやってきました。しかし、店内にはお客さんが一人もいませんでした。

不気味な静けさの中、チノちゃんとシャロは不安そうに座りました。そこで、千夜が現れました。

「おはよう! 今日もスタバでコーヒー飲んでるの?」と千夜が笑顔で聞くと、チノちゃんとシャロは「いや、今日はちょっと違うかな……」と言いました。

千夜は「えっ、なんで? 私、昨日作った藁人形が呪いをかけてくれるって言ったじゃん。それに、私は昨日からずっとここにいるんだけど、お客さんが全然来ないんだよね……」と言いました。

すると、チノちゃんが「あのさ、千夜ちゃん。私たち昨日からスタバのコーヒーに変な味が混ざってることに気づいたんだけど、それって千夜ちゃんが呪いをかけたから?」と聞きました。

千夜は「え? そんなことあるわけないじゃん! 私、昨日作った藁人形は呪いをかけてくれるって信じてただけで、実際に呪いがかかるわけないでしょ?」と驚きました。

すると、店内のテレビからニュースが流れ始めました。「本日、全国のスタバ店舗において、不可解な事象が発生しております。コーヒーに奇妙な味が混ざっていることが報告され、警察も現場に駆けつける騒ぎになっています……」。

チノちゃん、シャロ千夜はそれぞれに驚愕した表情を浮かべ、慌ててスタバを飛び出しました。スタバの前には、不気味な藁人形が置かれていました……。

チノちゃん、シャロ千夜はスタバから逃げるようにして走っていました。しかし、藁人形は後を追ってきて、彼女たちを追いかけ始めました。

「なんでこんなことに……!」と叫ぶチノちゃんに、シャロは「でも、でも、あの味、本当に泥水みたいだったでしょ?」と返しました。

千夜は「そんなこと言ってる場合じゃないわよ! あの藁人形、私が作ったのになんでこんなことに……!」と焦りながら走っていました。

そこで、シャロが思いついたことがありました。「もしかして、千夜ちゃん、藁人形の呪いを解く方法、知ってる?」と聞きました。

千夜は「呪いを解く方法?」と戸惑いながらも、「うーん、昔、祖母から聞いたことがあるわ。藁人形を火にくべると、呪いが解けるって……」と言いました。

すると、チノちゃんが「火……? 火をつけると藁人形が燃えちゃうよ?」と不安そうに言いました。

シャロは「そんなこと言ってる場合じゃないよ! 藁人形が追いかけてくるんだ!」と急かしました。

すると、千夜が思いついたことがありました。「じゃあ、これで解決よ!」と言って、藁人形に向かって「スタバに行け!」と叫びました。

すると、藁人形は「スタバに行く……?」というような表情を浮かべ、そっと地面に置かれました。チノちゃん、シャロ千夜は一安心し、店内に入ると、壁には「千夜の呪い」と書かれた落書きがたくさん描かれており、スタッフも不在でした。

不安になったチノちゃんとシャロは、千夜に連絡を取ろうとしましたが、電話に出ないばかりか、居場所もわからず心配になります。

しばらくして、チノちゃんとシャロ千夜の家を訪ねました。すると、玄関には大量の藁人形が飾られており、どれも不気味でした。

玄関を開けると、千夜が出迎えてくれましたが、彼女の様子がおかしかったのです。目が血走り、身体はガタガタ震えているようでした。

千夜ちゃん、大丈夫?」と心配そうに尋ねると、千夜は「私は大丈夫だけど、あなたたちもこの呪いにかかっちゃったんだよ」と言いました。

チノちゃんとシャロは、驚きと恐怖で声も出せずにいました。千夜はさらに説明を続けました。「あの藁人形を作ったとき、私の魂が藁人形に移ったんだ。だから、私が作ったものを食べたり飲んだりすると、あなたたちも呪われるんだよ」

チノちゃんとシャロは、スタバで飲んだコーヒーが思い出され、あの変な味が藁の呪いだったことが分かりました。

千夜は、二人に呪いを解くために特別な儀式をすることにしました。しかし、儀式は想像以上に狂気的で、チノちゃんとシャロは恐怖で身体が震えました。

儀式が終わると、千夜は「よし、これで呪いが解けたはずだ。でも、私はもう二度と作品を作らないことにした。それに、あなたたちも私と一緒に飲んだり食べたりしないでね」と言いました。

チノちゃんとシャロは、安堵のため息をつきました。そして、千夜と一緒に藁人形を焼いて、この事件を終わらせることにしました。
そこで、突然、スタバの店員が現れました。しかし、その姿は普段とはまるで違っていました。顔には不気味な笑みを浮かべ、手には千夜が作った藁人形を持っていたのです。

「いらっしゃいませ〜。本日のおすすめは、特別なコーヒーです。呪いの効果で、飲んだ人が全員私に……私に従います」と店員が恐ろしい言葉を口にしました。

チノちゃんとシャロは、恐怖に震えながらも店員の話を聞きました。「ど、どういうこと?」とシャロが聞くと、店員は「この藁人形には、あなたたちが幸せになれないように、呪いをかけたんですよ」と笑いながら答えました。

二人は、怖い思いをしながらも店を出ようとしましたが、店員に捕まってしまいました。その時、チノちゃんが機転を利かせ、「そんなに藁人形が好きなら、私たちも作ってあげますよ」と言いました。

店員は興味津々で、チノちゃんとシャロが作った藁人形を見せてもらいました。しかし、それは千夜が作った藁人形とは全く違っていました。可愛らしい姿をした藁人形に、店員はがっかりした様子でした。

「これは呪いをかけられないじゃないか……」と店員ががっかりした言葉を口にすると、チノちゃんは「でも、これは特殊な藁で作っているんですよ。藁には、人を幸せにする力があるんです」と笑顔で言いました。

店員は、チノちゃんの言葉に興味を持ち、藁人形を受け取りました。そして、数日後、スタバには新しい藁人形が登場し、大人気となったのでした。

しかし、千夜が作った藁人形に呪いをかけられたコーヒーは、今でもスタバの売れ筋メニューとして残っています……。


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