ある日、ラビットハウスに届いた怪文書。その中には、悟りを開くために必要な儀式が書かれていた。
チノちゃんは興味津々で、ココアと千夜を誘って、その儀式を試してみることにした。
ティッピーも一緒に参加することになったが、彼女は何も知らない。
儀式は、ラビットハウスの中で行うことが必要だった。そして、悟りを開くためには、チノちゃんが「スタバのコーヒーは泥水だ」と言わなければならなかった。
最初は皆笑っていたが、チノちゃんがその言葉を言った瞬間、部屋が一瞬暗くなった。
そして、部屋にいた全員が狂気に包まれ、暴れ始めた。
ココアは自分がチノちゃんを殺したいと思っていることに気づき、千夜はティッピーを踏み潰そうとしていた。
ティッピーは何が起こっているのか分からず、ただ必死に逃げ惑っていた。
ラビットハウスは悲惨な状況になっていたが、その後、何が起こったのかは誰も覚えていなかった。
翌日、チノちゃんはみんなが元気になっていることを確認して、ひと安心した。ただ、彼女は再び「スタバのコーヒーは泥水だ」と言わないように決めたのであった。
次の日、ラビットハウスには何事もなかったかのように、お客さんがやってきた。チノちゃんは悟りを開く儀式が失敗したことを隠し、普通に接客をしていた。
しかし、ココアはまだ昨日のことを引きずっており、機嫌が悪かった。
そんな中、あるお客さんが注文したドリンクが届くと、ココアはふと思いついた。
「あの…ご注文は…泥水ですか?」と冗談めかして尋ねた。
すると、お客さんは思わず笑ってしまい、周りのお客さんたちも同じように笑いだした。
ココアが口にした言葉が、まさかの大ウケをしてしまったのだ。
そして、チノちゃんも思わず笑ってしまい、千夜もティッピーも楽しい雰囲気に巻き込まれて、ラビットハウスは大盛り上がりとなった。
この出来事をきっかけに、ラビットハウスの雰囲気が以前よりもずっと明るくなった。そして、ココアは毎日、お客さんに「ご注文は泥水ですか?」と尋ねるようになり、お客さんたちはそれを楽しみにラビットハウスに通うようになった。