ある日の昼休み、ココアとマヤは教室でおしゃべりをしていました。千夜も一緒にいたのですが、いつも通り黙っていました。
ココア「最近、うちのカフェが賑わっているよ」
マヤ「そうなんだ!嬉しいね!」
千夜「…」
ココア「でも、その分うるさいお客さんも多いんだよね」
マヤ「それは困るね」
千夜「…」
突然、教室にカブトムシの羽音が聞こえてきました。
ココア「なにか音がするね」
マヤ「あ、あれはカブトムシだ!」
千夜「…」
カブトムシが机の上に飛び乗ってきました。
マヤ「可愛い!」
ココア「うるさいけど、なんだか懐かしい気がする」
千夜「…」
マヤはカブトムシを手に取り、優しく撫でました。
マヤ「これからもカフェが賑わうように、私たちも頑張ろうね!」
ココア「そうだね。みんなの笑顔が見たいから、私たちもがんばろう」
千夜「…」
カブトムシは飛び去っていきました。ココア、マヤ、千夜は静かに昼休みを過ごしました。しかし、千夜はいつも通り黙っていました。
ココア「千夜、大丈夫?」
千夜「…うるさいですね」
マヤ「あはは、そんなこと言わないでよ」
3人は笑いながら教室を出て、新たな一日を迎えました。
その後、マヤはカブトムシを抱えて歩いていました。すると、リゼが近づいてきました。
リゼ「あれ、マヤちゃん。そのカブトムシ、エアガンで撃ってもらえる?」
マヤ「え?そんなことしなくても…」
ココア「リゼ、銃を持ち歩くのは危ないからやめておいて」
リゼ「でも、カブトムシはうるさいんだよ」
千夜「…」
マヤ「でも、私はカブトムシが好きだから」
リゼ「そうか。じゃあ、そのカブトムシ、公害にならないように気を付けてね」
マヤ「え?」
リゼ「いや、いいじゃん。ただの冗談だよ」
ココア「うるさいけど、リゼって面白いね」
マヤ「そうだね。リゼと一緒にいると、いつも楽しいよ」
千夜「…」
リゼはにっこり笑って、教室へと向かいました。マヤもまた、カブトムシを抱えて元気いっぱいに歩いていきました。
ココア「あの2人は本当に仲がいいんだね」
千夜「…」
ココア「千夜、あなたも笑ってみたら?」
千夜「…うるさいですね」
ココア「あはは、そんなところが千夜らしいよ」
3人は笑いながら、また新たな一日を迎えました。