ある日、チノちゃんとティッピーは学校の裏庭で遊んでいました。そこで、チノちゃんは不思議な箱を見つけました。中を覗いてみると、時限爆弾が入っていることがわかりました。
驚いたチノちゃんは、すぐに警察に通報しようとしましたが、ティッピーが「その箱、爆破したら楽しそうじゃない?」と言ってきました。
チノちゃんは最初はティッピーが冗談を言っていると思っていましたが、彼女の顔を見ると本気のようでした。そこで、チノちゃんは「うさぎさん、爆発したらお腹が空くでしょう。おやつでも食べましょうか?」と言って、おやつを出しました。
すると、ティッピーはおやつに興味津々になり、時限爆弾を忘れてしまいました。チノちゃんは安心して、時限爆弾を警察に届けることができました。
後日、ティッピーは「あの時はチノちゃんに助けられたね。でも、おやつも美味しかったから、爆発なんて関係なかったような気がする」と言って笑いました。
チノちゃんはティッピーの言葉にびっくりしながらも、うさぎがおやつに夢中になっている様子を見て、思わず笑ってしまいました。
「ティッピーさん、やっぱりおやつは大切ですよね。でも、時限爆弾は本当に怖いから、もう二度とこんな危ない冗談は言わないでくださいね。」
ティッピーはチノちゃんの優しい言葉に安心し、その後は爆破の冗談を言うことはありませんでした。
しかし、ある日の放課後、チノちゃんが帰宅途中で偶然ティッピーの声を聞きました。彼女は別のうさぎと一緒に、爆破の計画を練っているようでした。
チノちゃんは驚いたけれど、同時にティッピーのうさぎらしいかわいらしさに笑ってしまいました。「ティッピーさん、やっぱりあなたはうさぎですね」とつぶやきながら、ティッピーのわがままにつきあうことにしました。
その後、チノちゃんはティッピーと一緒に爆破の計画を練りながら、同時に爆破をする必要がないことを提案しました。
「ティッピーさん、なぜあの箱を爆破する必要があるのかしら?もし、中に大切なものが入っていたらどうするの?」
ティッピーはチノちゃんの言葉に一瞬考え込みましたが、すぐに納得しました。「そうだね、確かにあの箱が中身を知らないのに爆破するのは危険かもしれない。じゃあ、開けてみよう!」
二人はワクワクしながら、箱を開けました。中には小さなプレゼントが入っていました。ティッピーは嬉しそうに箱からプレゼントを取り出し、チノちゃんに手渡しました。「これ、あなたにあげるね!」
チノちゃんは感激しながら、ティッピーに抱きしめられました。「ティッピーさん、本当にありがとう!あなたは私の大切な友達だよ!」二人は幸せそうに笑い合いました。